こんにちは。お久しぶりの更新です。
少し前まで写真集計のプログラムを必死に作っていましたが、それもひとまず完成し少し落ち着いています。落ち着いたのはいいのですが、ちょっとなんだか抜け殻のようになっていたりします。
さて、今日はふと思いついてExcelのアドインを作成してみました。
Wordだと「名前を付けて保存」するときに、自動的に1行目の文字列をファイル名として設定してくれ、まあとにかくとりあえず保存しておくのにファイル名を考えずにすむので便利です。
ところが同じMicrosoftのOffice製品なのに、Excelにはこの機能がありません。仕方ないので、ちょっと焦っているときなど新規作成したときの名前のまま保存したりすると、「Book1.xlsx」がいっぱいできたりします。しかも、同じフォルダ内には同じ名前で保存できないので、いろんなところに「Book1.xlsx」が散らかっていたりします。
特に急いでいないときでもファイル名を考えるのって結構面倒だったりします。わたしの場合は基本的にはA1のセルに入力した文字列がファイル名になってくれるととても便利です。
そこで、ないものは作ろう!ということで作りました。
「とりあえず保存」Excelアドインマクロ
機能
- ボタンクリックでデスクトップに現在アクティブなブックを即保存します。
- いちいちいろいろ聞いてくるダイアログボックスは基本的には出ません。
- 1枚目のシートのセルA1に文字が入力されていれば、それがファイル名になります。
- 1枚目のシートのセルA1に文字が入力されていない場合は、日付と時間をハイフンでつないだものがファイル名になります。(例:14-10-10_12-35-21.xlsx)
- マクロを含んだファイルは自動的にマクロ有効ブック(拡張子:.xlsm)として保存します。それ以外はExcel標準ブック形式(拡張子:.xlsx)で保存します。
対応環境
- Microsoft Excel 2007以降(2003には対応していません)
- Windows Vista 以降
インストール
Excelアドインのインストールはちょっとややこしいです。「ダウンロードしたファイルをアドイン専用フォルダに保存」した後、「Excelでアドイン登録する」という手順になります。
以下、この2段階で手順を説明します。
「ダウンロードしたファイルをアドイン専用フォルダに保存する」
- 自分のPCのユーザー名(ログイン名)を調べます。スタートボタンをクリックして表示されるスタートメニュー(Windows8の場合はスタート画面)の右上部分に表示されています。
- キーボードのWindowsキーを押しながらRキーを押します(スタートボタン〜ファイル名を指定して実行 メニューが表示されていればそれをクリックしてもよい。)。
- 表示されたダイアログボックスに「C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Microsoft\AddIns」と入力する。<ユーザー名>の部分には最初に調べた自分のユーザー名を入れます。
- OKボタンをクリックするとエクスプローラーでフォルダが開きます。
- 開いたフォルダにダウンロードしたファイルを移動またはコピーします。
「Excelでアドイン登録する」
- Excelを開きます。
- ファイルタブ(またはOfficeボタン)からオプション(Excelのオプション)をクリックします。
- 表示されたウィンドウの左から「アドイン」を選び、クリックします。
- 右側の内容の下に「管理」という部分がありますので、その横の「設定」ボタンをクリックします。
- ダイアログボックスが表示されますので、その中から「Toriaezu」にチェックを入れてOKボタンをクリックします。
- リボンツールバーに「アドイン」タブが追加され、その中に「とりあえず保存する」というボタン(文字が書いてあるだけですが、マウスをポイントするとボタン表示になります)が表示されます。
ダウンロード
あとはボタンクリックだけでデスクトップに「とりあえず保存」されます。
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